定住自立圏構想
定住自立圏構想とは
日本全体で人口減少と急速な少子高齢化が進行する中、地方圏において安心して暮らせる地域を各地に形成し、地方圏から三大都市圏への人口流出を抑止するとともに、三大都市圏の住民にもそれぞれのライフステージやライフスタイルに応じた移住の選択肢を提供し、地方圏への人の流れを創出することが求められています。
定住自立圏構想は、住民の生活環境が密接に関係している「中心市」と「周辺市町村」を1つの圏域(定住自立圏)と捉え、相互に役割分担をし連携・協力することで、「定住」に必要な住民の都市機能と生活基盤を確保するとともに、地域資源を活用して「自立」に必要な経済基盤を培い、圏域全体で暮らしやすく自立した地域を目指すものです。
定住自立圏形成協定について
定住自立圏形成協定とは、中心市宣言を行った市と近隣町村が1対1で締結する協定です。大空町は網走市と平成23年3月23日に協定を締結し、同年9月に網走市大空町定住自立圏共生ビジョンを策定しました。
令和4年3月29日には、斜里町・清里町・小清水町が加わり、新たな圏域が形成されたことから、改めて網走市と「定住自立圏の形成に関する協定」を締結しました。また、同日に網走市は斜里町・清里町・小清水町とも同協定を締結しています。
協定書では、「生活機能の強化」「結びつきやネットワークの強化」「圏域マネジメント能力の強化」の3つの観点から下記の事項について連携・協力して取り組んでいくことが記載されています。
1.生活機能の強化
(1)医療(救急医療体制の確保、小児科及び産科医療体制の確保)
(2)広域観光(観光振興の促進)
(3)教育(生涯学習の充実)
(4)環境(地域ぐるみによる環境関連活動の推進、生活環境・衛生環境の充実)
(5)防災(防災対策活動の推進)
(6)福祉(福祉サービスの向上)
(7)産業振興(圏域経済の活性化と雇用の創出、水産資源の確保、農林業振興の推進)
2 .結びつきやネットワークの強化
(1)地域公共交通(地域公共交通の維持・確保)
(2)地域内外の住民との交流・移住促進(交流・移住受入体制の促進)
3. 圏域マネジメント機能の強化
(1)人材の育成
(2)圏域内市町の職員等(市町間職員研修交流)
定住自立圏共生ビジョンについて
定住自立圏共生ビジョンは、定住自立圏形成協定の締結により形成された圏域全体を対象として、圏域の将来像や定住自立圏形成協定に基づき推進する具体的取組みを記載するもので、宣言中心市と周辺市町で協議を行ったうえで、策定することされています。
有識者などで構成される「東オホーツク定住自立圏共生ビジョン懇談会」でご意見をいただきながら、令和4年度から令和8年度までを計画年度とする「東オホーツク定住自立圏共生ビジョン」を令和4年12月に策定しました。
東オホーツク定住自立圏共生ビジョン懇談会の開催結果について
網走市との施設の相互利用について
大空町と網走市は公共施設の相互利用を推進しています。
大空町民と網走市民が同額の料金で利用できる施設は下記の通りです。
網走市の公共施設
大空町の公共施設
この記事に関するお問い合わせ先
まちづくり推進室
〒099-2392 北海道網走郡大空町女満別西3条4丁目1番1号
・0152-77-8093(地域戦略グループ)
・0152-77-8094(移住・定住支援グループ)
・0152-74-2191(ファックス)
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更新日:2025年01月13日