住民説明会開催結果(ごみ処理の状況・令和7年4月からの手数料・広域中間処理施設)

更新日:2024年12月17日

住民説明会を開催しました。

 皆さんからのご意見を今後の町の廃棄物行政の参考にさせていただくため、次のとおり住民説明会を開催しました。

お忙しい中、合計66名のご参加をいただきました。

当日いただいた、ご意見・ご質問は、本ページ下部に記載しています

内容

  1. ごみ処理の現状
  2. 令和7年4月からの指定ごみ袋・事業系ごみ処理券の料金改定
  3. ごみの広域中間処理施設(焼却施設)整備の検討状況
  4. 意見交換
開催場所・日時
場所 日時
東藻琴農村環境改善センター

令和6年7月23日(火曜日)

(1)午後1時30分から(終了)

(2)(延期)

役場庁舎議事堂文化ホール

令和6年7月24日(水曜日)

(3)午後1時30分から(終了)

(4)午後6時30分から(終了)

東藻琴消防カルチャーセンター

令和6年8月23日(金曜日)

午後6時30分から(終了)

(延期されていた7/23分です。)

ご意見・ご質問

Q1.

町のホームページにある住民説明会のページに、決定した旨の記事が見当たりませんでした。令和4年度の住民説明会報告として、「建設地について、これから住民説明会等で皆様のご意見を伺った中で判断されるべき」と書いてあり、同年に東藻琴で行った説明会では、「できる限り地域住民に説明し、そこでの反応や手ごたえを踏まえて、合意形成を図っていきたいと考えている。」とあります。住民との合意形成はどこでなされたのでしょうか?

A1. 

令和4年度の住民説明会以降は、ふれあいトーク等や各自治会の総会・役員会等で建設地決定に向けたお話を逐一させていただいています。

皆さんに一か所に集まってもらう住民説明会の方法より、こちらから皆さんの地区にお伺いする方が、多くの方々の考えを伺えると判断し、そのような方法を取りました。

その中で、反対意見がなかったため、合意形成されたと判断しました。

Q2.

建設地を決めないと調査等の作業が進められないから、東藻琴に決定して進めたというような話を聞きましたが?

A2. 

建設するにあたって環境アセスメント等の調査を実施しますが、作業を進めるために決めたわけではありません。また、これから行う検査等で回避できない重大な欠陥が見つかった際には建設地が変更となります。

Q3.

なぜ東藻琴に建設するのでしょうか?

A3. 

現在稼働している焼却処理施設が昭和59年から約40年使用しており、更新の時期であったため、整備方法を検討していました。その中で他の市町との情報共有も行い、広域化の必要性が確認されました。

その検討・協議の場で1市5町の中心地であり、焼却処理に関するノウハウがあること、町有地があり、用地買収の必要がないことから東藻琴が建設候補地として打診されました。

Q4.

広域化をせずに1市5町それぞれが単独で施設を建設することはできないのでしょうか?また、大空町のみで建設する場合には何円かかるのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

A4. 

大空町が単独で建設した場合の試算としては、焼却施設のみで18憶円、メタン化施設で5億円となり、合わせて23憶円と高額になることから、国の交付金の利用を考えています。

焼却においては、焼却炉の規模が大きい方が、有害物質が出にくいと言われていることから、国では広域化を進めています。そのため広域化の検討無しでは、国からの交付金は出ません。

1市5町で広域化し、建設した際には大空町の負担額は10~13憶程に抑えられる見込みです。他の1市4町についても広域化した方が、コストが安く見込みであることから広域化を進めていくことになりました。

Q5.

令和4年12月開催のふれあいトークには何人参加したのでしょうか?

A5.

全体214人、うち東藻琴地区26人の参加でした。

(※令和5年度開催分 全員303人、うち東藻琴地区84人)

Q6.

上東自治会、旭台自治会、末広自治会の協議経過報告には何名参加したのでしょうか?

A6.

上東自治会が18名、旭台自治会が5名、末広自治会が16名の参加でした。

Q7.

広域化を行って東藻琴に建設するなら逆にお金をもらうべきだとおもいます。

A7. 

建設地大空町であるということは協議会にも強く訴えていきます。どのような形で反映されるかはわかりませんが、負担金の軽減や、交通量増加に伴う道路整備等、メリットを作れるようにしたいと考えています。

Q8.

美斜線(国道334号線)の交通量が必ず多くなり、我々の生活に大きな影響を与えると思いますが、どのように考えていますか?

A8. 

1市5町のごみが一か所に集まるため、収集車による交通量の増加は想定しています。確かに東藻琴に来るまでは美斜線の交通量が多少増えると思われますが、市街地を通らないルートを検討しています。また、収集車両の通行が集中しないようにし、皆様の安全に十分配慮して決定したいと考えています。

また、付随する道路について、一度に整備しきることは難しいですが、整備するよう検討していきます。

Q9.

排水が川を伝って海に流れていきます。漁協組合の了承は得ているのでしょうか?

また、家畜や植物など自然環境への影響はどう考えているのでしょうか?

A9. 

今現在、網走の漁協組合とは協議を進めているところです。建設地の横に末広川があるため、施設からの排水、増水による土砂の流出も考えられます。そういった点を防止しながら、下流域の皆様に迷惑をかけないように取り進めていきます。

Q10.

発電量は微々たるもので施設内利用くらいしかできないのではないでしょうか?

A10.         

施設内利用が主なものになります。また、発電量については、発酵に微生物を用いるため、今正確な数字を示すことは難しい状況であります。

Q11.

雇用が生まれると言っているが、東藻琴の人間だからそこで働けるということでも無いと思うがどうなのでしょうか?

A11.         

従業員全てが東藻琴、あるいは女満別の住民で埋まるとは考えていません。しかし、少なからず雇用が生まれると想定しています。就業のために移住者が出てくることもあり得るため、そういったことから地域の活性化に繫がるのではないかという期待をしています。

Q12.

処理方法について、北海道にはない処理方法だと耳にしました。北海道の冬では生ごみが凍るため、それを焼却処理するのではコストが高くなります。その負担が跳ね返ってくる先は住民であり、わざわざ北海道に無い焼却処理施設を作るのはなぜなのでしょうか?

A12.         

メタンコンバインド方式に至った経過としては、何種類かある候補の中から建設経費等色々な要素を踏まえて協議を重ねた結果、ごみから発電ができるという循環型社会に適した施設になり得ることからメタンコンバインド方式に決定しました。

また、メタンコンバインドと呼ばれる施設は北海道に存在しませんが、メタン化施設については道内に7か所存在し、そのうち3か所については生ごみのみで発酵処理をしています。そのため、北海道でも十分対応できるという判断から今回メタンコンバインド方式の施設を建設することとなりました。

発酵の過程での発熱や、焼却の排熱の利用もできますので、凍った生ごみ解凍のための燃料は不要と考えています。

Q13.

曖昧なまま行政だけで進めていくのではなく、地域住民にしっかりと住民に分かるように説明して進めて欲しいです。

A13.         

1市5町でも協議中の内容もあり、不確定な事もまだ多くありますが、今後も住民の皆様のご意見を協議会に伝えていきたいと考えていますので、もっとまめに情報を共有できる場を作りたいと考えています。

Q14.

網走市において各市町から担当者が集まっているはずですが、その人たちが説明会に出てきて納得できるように話をして欲しいです。

A14.         

このような要望があったことを協議会に伝えさせていただきます。

Q15.

説明を聞くと末広自治会などの近隣地域に了承を得たように聞こえましたが了承を得て決定したのでしょうか?

予定地をここにしたいとの説明は聞いていますが、決定については聞いていません。

A15.         

令和5年4月に建設予定地であるという説明を行わせていただきました。その後、 今年の春にここで進めるという話をさせていただいています。

 

 

Q16.

収集車は何台くらい東藻琴に入ってきますか?

A16.         

今搬入方法についてはこれから検討していくため、台数については確定ではありません、1日40台程度と想定しています。時間を分けての搬入を想定しているため1時間当たり6台から7台程度になります。

Q17.

今はリサイクルに力を入れるのが主流になっていると思いますが、プラスチックは燃やした方がリサイクルするより安く、炉の温度が安定すると聞いたことがあります。

大空町だけリサイクルしても大したお金にならないからだと耳にしました。本当でしょうか?

A17.         

容器包装プラスチックはこれまで同様資源化での処理を考えています。製品プラスチックは、再資源化工場が近くに無く、嵩の割に量が運べません。そのようなことで、運搬経費が高額となるため、現状では燃やしています。しかし、広域化により運搬効率が良い方法が見つかれば、資源化をしたいと考えています。

Q18.

現在エコテックスが焼却処理施設を受け持っているが、新しい施設になった際にはどうなるのでしょうか?

A18.         

今段階では決まっていませんが、町内業者の雇用についても考える必要があると思っているので、協議していくことになります。

Q19.

北空知エネクリーンについて歌志内市に建設したのは建設地をごみの排出量ではなく距離感で決めたからであり、東藻琴に建設するのも同じではないのでしょうか?

A19.         

歌志内市に決まるまでの協議内容を把握していないため同じかは分かりません。現在、ごみ処理施設を新しく建設する際には広域化の検討が国の施策により必須となっています。

今後リサイクルセンターや最終処分場などの施設を更新する際にも、今回と同じように、まず広域化の検討が行われます。その際は、各処理の役割分担という考えも必要と考えています。

Q20.

焼却処理したごみは処理した町で最終処分することになるに思います。絶対に東藻琴に埋めないと約束できるのでしょうか?

 

 

 

 

A20.         

他の市町から搬入された燃やすごみ量に応じて、焼却灰を持って行ってもらいます。自分の市町の最終処分場に入れてもらうことになっています。

 

Q21.

メタンコンバインド方式と焼却処理施設単独では費用にどれだけの差があるのでしょうか

A21.         

メーカーアンケートによる結果になりますが、焼却処理施設単独が100~180憶円、メタンコンバインドだと110~165憶円となります。また、国から交付金があり、メタンコンバインド式だと1/2、焼却処理施設単独だと1/3助成がされます。

Q22.

中心地だからと東藻琴に建設するのは乱暴だと思います。本気で中心地に作った方がいいと考えているなら電気や熱を利用できるかもしれないので市街地に建設した方がいいのではないでしょうか。 それをわざわざ山に作るのは疑問に思います。裏で何か取引があったのではないのでしょうか。また、何かあった時に相手する人の数が少ないから東藻琴に建てるのではないのでしょうか。

町有地があると言っているが、これだけ建設費のかかる事業ならばいくらでも土地を用意できるはずです。電気や水道、道路などの整備をする方が高くつくと思います。

A22.         

エネルギーを一定程度供給することが出来る施設ですので、市街地区に近い場所も検討しましたが、色々な許可の取得の面や、事業費の都合で断念しました。

場所の決定において取引があったという事実はありません。また、何かあった時に相手する人の数が少ないからという理由もありません。建設地に決まった経緯としては説明したとおりであります。

ライフラインの整備等により、各市町の負担金額増加については、1市4町から合意を得ていると考えています。

Q23.

わざわざ高いお金をかけて建設する必要はあるのでしょうか。これからこの施設の維持経費を払うのは子どもや孫であり、できる限りお金をかけないでほしいです。

A23.         

将来的な人口推計やごみ量の減少などを視野に入れての施設設計となっているため、規格外に大きな施設が建つわけではなく、人口やごみの排出量に応じた負担割合となります。

Q24.

ここ数年で網走市から現焼却処理施設に大量の紙おむつが搬入されたと思います。炉に大きな負担をかけるため、反対していたが、現時点でも受け入れているのでしょうか。ここ数年毎年修理しており、役場が安易にごみを受け入れたせいです。その責任は重大だと思います。施設には施設に合った搬入量が決まっており、むやみに受け入れるべきでありません。

A24.         

紙おむつの受け入れについては、炉に負担がかかることが顕著になってきたため現在は受け入れしていません。今は紙くずなどの燃やしやすいごみのみ受け入れています。

Q25.

ごみの分別をしっかりとしているのに美幌町から生ごみの分別をやめてほしいと言われて鵜呑みにしたと聞きました。今の大空町の分別の仕方を続けるならば、メタンコンバインドは必要ないのではないでしょうか。他の町の意見を何でも吸い上げるせいで事業費がどんどん膨らんでいると思います。単独で補助金をもらって修繕をしながら騙し騙し使った方が安上がりではないのでしょうか。新しい方式にするのではなく、今東藻琴でやっているやり方を拡大して整備し、他の市町にも分別をきちんとやらせるのが筋だと思います。

A25.         

生ごみの分別については、町民の皆様に多大な協力をいただいていると考えています。メタンコンバインド方式を行う際にも、生ごみが分別されていることで作業効率が向上するため、大空町として生ごみを分別していることは強く主張し、負担割合等でメリットを作れるようにしたいと考えています。

分別について、協議会で協議を重ねており、高齢化社会が進む事で分別が困難になるという事が予想されています。また、分別の細分化を行うと収集に伴う経費が大きくなり、負担が増えてしまいます。そういった事も想定し今回の処理方式に決まりました。

Q26.

ごみの量を減らし、再資源化を増やすのが今の世界での大きな流れです。そこに逆行する動きではないのでしょうか。収集に負担がかかるからとごみ全部を燃やして埋め立てしては意味がありません。少しでも地球温暖化を対策しようとする人々の気持ちを無碍にしています。

A26.         

ごみの収集について、資源化するごみはしっかりと分けて収集処理します。生ごみについて、今まで堆肥化していたものをエネルギーに変換し利用するという施設になるため、生ごみもすべて燃やすというものではありません。

資源化の方法を変えるということですので、逆行とは考えていません。

Q27.

電気を施設内利用するとのことでしたが、それではどれくらい電気を生み出せているのかわかりません。そのため、電気化を主張されても納得できません。また、維持管理費も増加すると思います。人口減少の中、維持に係る費用が増加するのはどうなのでしょう。必要最低限処理する分にだけお金を使ってほしい。

A27.         

処理方式だけが決まっている状況であり、施設規模については現在検討中です。

また、必要な設備、不要な設備をしっかり検討しながら協議を進めていきます。

Q28.

数年前に網走市議会議員の方から、「網走市は分別が悪く最終処分場がすぐ埋まってしまい困っている。東藻琴は安易に受け入れるなよ。」と忠告をいただきました。生ごみも全部一緒に処理している。そんな市と一緒に施設を建設するのは大変なことになるのではないでしょうか?

A28.         

網走市は生ごみの堆肥化処理を行っています。また、これまでの協議会でも議論を続けており、その中で今回の処理方式に決まった次第であります。

Q29.

住民を信頼し、協力してごみを減らし環境に負荷をかけないようにするのが行政の立場であり、それを考えると広域化は無理だと思います。建設するならせめて1市5町での広域化ではなく大空町単独のコンパクトな事業にしてほしいです。東藻琴なら町有地もあるため、問題がないと安易な考えで進めないでいただきたいです。

A29.         

1市5町での広域化については説明したとおり、建設費や維持費の大きな軽減が見込め、安定した安全な焼却を行うことができ、エネルギー供給も行うことが出来る施設の整備が検討できるからです。将来的に有益な施設と考えています。町有地を有しているというだけで建設地となったわけではありません。

Q30.

メタン発酵槽からの排水処理方法検討中とあり、施設内利用、河川放流、下水道の整備とあるが、現在も検討しているのでしょうか?

A30.         

排水処理方法については、現在検討しています。どの方法で処理するとしても、一定の基準まで浄化してから処理することになります。また、排水に係る浄化施設についても現在検討中であります。

Q31.

広域のごみを東藻琴の隅に持ってくるという事を東藻琴に住む人がどう思うかをくみ上げていません。住民説明会をやったと言っていますが、東藻琴に住む人はみんな反対しています。秋の収穫時期になれば交通量が増加するし、東藻琴に移住しようとしている人も風評被害で取りやめています。そんなことも考えないで進める行政は信用できません。

A31.         

住民説明会やふれあいトークの中で、大きな反対意見が無く、その中で伺ってきた懸念されることも解決できるとの判断で、決定しています。

交通量も1時間に6,7台程度であるため、影響は小さいと考えています。環境についての学習に使われることもあるかと考えています。

また、近年では焼却処理施設にエネルギー供給機能を持たせ、災害等に強い施設を広域で整備する例が増えています。そのような施設で風評被害があるということは認識していません。

 

Q32.

全てに対して悪影響である。環境への影響についてはどう考えているのか。

A32.         

廃棄物処理及び環境面に対して、悪影響より有益な面が大きいと考えています。

Q33.

浄化施設の整備費もこの資料にある金額の中に含まれているのか。

A33.         

今回お渡ししている資料の中には入っていません。建設費についても、施設規模が決まる前の概算になるため、そのままの金額で確定しているわけではありません。

Q34.

メタンコンバインド方式の決定について、令和6年5月に決定とあるが、もうどんな意見が出ても変わらないという事なのでしょうか?

A34.         

決定となっております。

Q35.

議会において報告しているのでしょうか。また、了承は受けているのでしょうか?

A35.         

議会に報告しており、了承を受けています。

Q36.

決定したという事を報告したのでしょうか?それとも、議会と一緒に検討したのでしょうか?

A36.         

方式が決定した事を報告しています。

Q37.

各市町の議会ではしっかりと情報共有しているのでしょうか?

A37.         

行えていると考えています。

Q38.

東藻琴地区以外に候補地はないのでしょうか?

A38.         

第2、第3候補地というものは決まっていません。

Q39.

反対意見が圧倒的に多く出ていると思うがそれでも進めるのでしょうか。新しく建設するのであれば大空町単独で行ってほしいです。断ることができる大空町になってほしいです。また、網走市に事務局があるなら説明会に連れてきてほしいです。

A39.         

これまで地域に皆さんに集まっていただくより、地域に赴いての説明を行ってきました。その中で反対意見が多かったとは認識していません。そのようなことで決定しています。

また、単独で進めるのはなかなか難しいという事はご理解いただきたいです。皆様の要望を聞き、問題を解決しながら進めさせていただきたいと考えています。

お問い合わせ先

  • 役場 住民課住民グループ 0152-74-2111(内線101)
  • 東藻琴総合支所 住民福祉課住民グループ(内線435)

この記事に関するお問い合わせ先

住民課
〒099-2392 北海道網走郡大空町女満別西3条4丁目1番1号
・0152-77-8071(住民グループ)
・0152-77-8072(税務グループ)
・0152-74-2191(ファックス)
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