水痘(水ぼうそう)ワクチン

更新日:2025年04月02日

対象となる病気等について

水痘

 水痘は、水痘帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる発疹性の病気です。
 空気感染、飛沫感染、接触感染によって感染し、その潜伏期間は感染から2週間程度と言われています。
 発疹が出る前から軽度の発熱が認められ、かゆみを伴う隆起した紅斑(皮膚の表面が赤くなること)から始まり、小水疱や膿疱(粘度のある液体が含まれる水疱)を経て、かさぶたとなり治癒するとされています。
 一般的に軽症の病気ですが、一部重症化した例があります。
 近年の統計では、我が国では水痘は年間100万人程度が発症し、4,000人程度が入院、20人程度が死亡していると推定されています。主に小児の病気で、9歳以下での発症が90%以上を占めると言われています。小児における重症化は、熱性けいれん、肺炎、気管支炎、脳炎等の合併症によるものです。成人での水痘も稀に見られ、その場合は水痘そのものが重症化するリスクが高いと言われています。

接種方法

 生後12ヶ月から36か月に至るまでの間に3ヶ月以上の間隔をあけて2回接種します。

標準的な接種時期・間隔

  • 1回目
     生後12ヶ月から15か月に達するまでの期間に接種
  • 2回目
     1回目の接種から6ヶ月から12ヶ月の間隔を空けて接種

注意事項と副反応

副反応

 接種直後から翌日に発疹、じんましん、紅斑、かゆみ、発熱などがみられることがあります。
 全身症状として、接種後1週間から3週間ごろに発熱、発疹がみられることがありますが、通常、数日中に消失します。
 また、帯状疱疹になることがありますが、ワクチン接種を受けない場合とくらべて、同じか低い頻度です。
 局所症状として発赤、腫脹、硬結などがみられることがあります。
 まれに、アナフィラキシー様症状(じんましん、呼吸困難、口唇浮腫、喉頭浮腫など)や急性血小板減少性紫斑病(接種後数日から3週ごろに紫斑、鼻出血、口腔粘膜出血など)がみられることがあります。
 (補足)アナフィラキシーとは、接種後短時間の間に現れる、重度のアレルギー反応のことです。

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