子宮頸がん予防ワクチン

更新日:2025年04月16日

対象となる病気等について

ヒトパピローマウイルス(HPV)

 子宮頸がんの原因となるウイルスの一つとして知られています。
 このウイルスには100種類以上の型があり、そのうち発がん性HPVと呼ばれるものは約15種類と言われています。

 子宮頸がん予防ワクチンは、平成25年4月から予防接種法に基づく定期予防接種となり、公費で接種可能となりますが、ワクチン接種後にワクチンとの関係が否定できない副反応が見られたことから積極的な勧奨が差し控えられていました。
 その後、令和3年11月に行われた専門家の会議にてワクチンの有効性や安全性、接種後に生じた症状への対応等が審議された結果、子宮頸がんワクチンの安全性や有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたため積極的勧奨の差し控えが終了されました。

令和7年度対象者

 小学校6年生~高校1年生相当の年齢の女性。(平成21年4月2日~平成26年4月1日生まれ)

(補足)標準的な期間:中学1年生

平成9年4月2日~平成21年4月1日生まれの方で令和7年3月31日までに1回以上接種している方は令和8年3月31日まで定期接種対象です。(キャッチアップ接種)

接種方法

 接種を希望される方は母子手帳をお持ちになって、役場または支所担当窓口でお申込ください。
 接種できる医療機関のご案内や必要な書類をお渡しします。
 ワクチンにはサーバリックスやガーダシル、シルガードという3つの種類があり、接種間隔や回数が異なりますのでご注意ください。
 同じ種類のワクチンで接種を完了することが原則ですが、医師との相談の上で他の種類のワクチンを接種する交互接種も可能です。

接種間隔

種類

標準的な接種方法
サーバリックス

1回目から1カ月の間隔をあけて2回目。3回目は1回目から6か月の間隔をあけて接種を受けてください。

※上記の方法で接種できない場合
2回目は1回目から1カ月以上、3回目は1回目から5か月以上かつ2回目から2カ月半以上の間隔をあけて接種を受けてください。

ガーダシル

1回目から2か月の間隔をあけて2回目。3回目は1回目から6か月の間隔をあけて接種を受けてください。

※上記の方法で接種できない場合
2回目は1回目から1カ月以上、3回目は2回目から3ヵ月以上の間隔をあけて接種を受けてください。

シルガード
  1. 1回目の接種を15歳になるまでに受ける場合

1回目から6か月の間隔をあけて2回目を接種を受けてください。

  1. 1回目の接種を15歳になってから受ける場合

1回目から2か月の間隔をあけて2回目、1回目から6か月の間隔をあけて3回目を接種を受けてください。

ワクチン接種は1年以内に終了するのが望ましいです。

注意事項と副反応

注意事項

 接種を受けた日は激しい運動は控えましょう
 接種後に体調の変化が現れたら、まずは接種を行った医療機関の医師等にご相談ください。
 ワクチン接種後、1回目、2回目に気になる症状が現れた場合は2回目以降の接種をやめることができます。
 子宮頸がんワクチンはすべての高リスク型HPV感染は予防できません。そのため早期発見、早期治療のためにがん検診もあわせて定期的に受けることが子宮頸がんの予防効果を高めることとなります。

副反応

 接種直後、ごく稀に血管迷走神経発作(息苦しい、動悸、失神など)が現れる場合があります。接種後30分程度は、椅子などに座って安静にしていましょう。
 また、注射した部分が腫れたり、痛むことがありますが通常は数日間程度で治ります。
 強い痛みや、気になる症状がありましたら、医師にご相談ください。

お問い合わせ

  • 福祉課 健康介護グループ 電話:0152-77-8084
  • 住民福祉課 福祉グループ 電話:0152-67-7113

この記事に関するお問い合わせ先

福祉課
〒099-2392 北海道網走郡大空町女満別西3条4丁目1番1号
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