5種混合ワクチン

更新日:2024年04月18日

乳幼児を対象とした百日せき、ジフテリア、破傷風、ポリオの4種混合ワクチンにHib型(ヒブ)ワクチンの成分を加えた「5種混合ワクチン」が令和6年4月1日からはじまります。令和6年度からHibワクチンを含めた5種混合ワクチンになりますが、4種混合ワクチンをすでに接種されている場合はHibワクチンとの併用で継続となります。

原則、5種混合ワクチンと4種混合ワクチン、Hibワクチンの交互接種はできません。やむえず、1回目と2回目のワクチンが異なる場合は一度ご相談ください。

※4種混合ワクチン・Hibワクチンを接種している方は、5種混合ワクチンを接種する必要はありません。

対象となる病気等について

百日咳

 非常に感染力の強い病気で、感染すると特有の咳(吸気性笛声)が1か月から2か月も続きます。夜間に激しい咳の発作が起きやすいこと等が主症状です。
 生まれたばかり(乳児期)の赤ちゃんがかかると、重症になりやすく、肺炎や脳炎を併発することもあります。

ジフテリア

 最近ではほとんど流行することはなくなりましたが、感染すると筋肉のマヒがおこり、心筋や呼吸筋の障害などが現れます。

破傷風

 けがをした時に土の中にいる破傷風菌が傷口に入って起こる病気です。
 感染すると菌の出す毒素により、神経のマヒや筋肉の激しいケイレンを起こします。
 人から人へは感染しません。

ポリオ

 感染の初期にはかぜの様な症状ですが、熱がさがるにつれてマヒがおこり、これが後遺症として残ることがあります。

Hib(ヒブ)

 乳幼児の細菌性髄膜炎の原因の半分以上を占めている細菌です。
 通常は無症状ですが、免疫力が低下しているときに感染する恐れがあります。
 Hibによる化膿性髄膜炎、敗血症、喉頭蓋炎などの重篤な全身感染症を引き起こします。

備考

 5種混合は不活化ワクチン2種類(百日咳、ポリオ)と、トキソイド3種類(ジフテリア、破傷風、Hib)を混ぜたもので、皮下または筋肉内に注射します。添加物として、免疫補助剤(アルミニウム塩)が使用されています。
 また、製造工程でウシの成分が使われていますが、安全な国からのもので安全な部位を使っています。

対象者

生後2か月から90か月(7歳6か月)未満児

接種方法

 初回接種と追加接種あわせて計4回を接種します。

標準的な接種

・初回接種

初回接種から20日から56日の間隔をあけて3回

・追加接種

3回目の接種後、6ヵ月以上18ヵ月の間隔をあけて1回

注意事項と副反応

注意事項

  1. 接種回数が多いので、きちんと記録して接種漏れに注意しましょう。
  2. 万が一接種間隔が空きすぎてしまった場合は、医師に相談しましょう。
  3. 接種後には、注射のあとが固くなったり赤くなったりすることがありますが、2日から3日で治ります(冷たいタオルで冷やしてください)。
  4. 接種回数が増すごとに腫れやすくなるので、腕をかえて接種しましょう。

副反応

 接種後24時間以内に発熱することがありますが、症状が軽い時は心配いりません。ただし、高熱が出たり、ひきつけた時はすぐに診察をうけてください。

お問い合わせ

  • 福祉課 健康介護グループ 電話:0152-74-2111
  • 住民福祉課 福祉グループ 電話:0152-66-2131

この記事に関するお問い合わせ先

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