出かけるときに使う道具
昔は、出かけるときにどのような道具を使って雨や土から身を守っていたのでしょうか?
ここでは、そんな出かけるときに使う昔の道具をご紹介します。
蛇の目傘
まめちしき
- 正確に言うと、和傘のうち骨組みが太い雨傘が番傘で、骨組みが細い雨傘が蛇の目傘です。蛇の目傘には常に丸い模様が入っているわけではなく、この模様がない蛇の目傘もあります。
- 洋傘の骨組みの本数は8~16本が多いですが、和傘の骨組みは24本~54本もあります。これは、和傘に貼っている和紙は布のように強く引っ張って支えるには不向きなので、たくさんの骨組みで支える必要があるからです。
警火標
まめちしき
- このような形の警火標が使用された理由は不明です。形状から見て、おそらくシャモジを使用したのでしょう。当時はまだ学校給食がない時代なので、軍隊の炊事場で使用していたシャモジでしょうか。
手甲と脚絆
まめちしき
- 手甲は「てこう」と呼ばれる場合もあります。
- 手甲の丸い部分の内側には輪がついており、中指をこの輪に通して固定します。
- 包帯のような細長い布を巻いて着用する脚絆もあり、これは巻脚絆または巻ゲートルと呼ばれます。
蓑笠
まめちしき
- 稲藁は水をはじくため濡れにくく、またストロー状で中に空間があるため保温効果もあります。
- 笠は稲藁で作られることもありますが、菅や木の皮で作られることのほうが多いです。
- ミノムシの名前は、蓑に姿が似ていることに由来します。
わらじ
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- 草鞋と藁草履の違いはマンガの中で説明していますが、現在では広い意味では藁草履も含めて草鞋と呼ばれることもあります。実際、藁草履が草鞋として販売されていることも多いです。
- ゾウリムシも見た目が草履に似ていることに由来しますが、ゾウリムシは肉眼では見えない微生物で、ワラジムシとは全く別の生き物です。
- 東藻琴生涯学習センター郷土資料室で実際に履くことができる草鞋は、2階に用意しています。これは昔の草鞋ではなく、現在販売されている草鞋を体験用として用意しました。なお、1階で展示している草鞋は実際に昔のものですので、触らないでください。
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更新日:2023年03月31日