住民報告会開催結果(廃棄物中間処理施設に関する報告会)

更新日:2025年01月16日

  令和6年12月25日に東藻琴農村環境改善センターにおいて、『斜網地区廃棄物処理広域化中間処理施設』の建設地として大空町から提示していた土地に措置が必要な事案が見つかりました。

  措置完了までの見通しが立たないことから、建設地を白紙に戻すこととしましたので、経過等についての報告会を開催しました。

  当日は、40名の参加をいただき、ご意見・ご質問をいただきましたので紹介します。

開催場所・日時・内容
場所 日時 内容
東藻琴農村環境改善センター

令和6年12月25日(水曜日)

午後6時00分から午後6時32分まで

・地質調査の結果及び必要な措置

・今後の施設整備に向けた検討・協議

住民報告会 配布資料(PDFファイル:5MB)

ご意見・ご質問一覧

※当時お受けした質問で同内容のものを集約したり、回答の補足を追記したものがあります。

No.

質問・意見

回答

1

建設地を選定するにあたって、事前にこの土地を見て確認したのでしょうか?

現地を見て確認しましたが、盛土高が高い所で13.7メートルあり、コンクリート片等が埋まっていることは、確認することができませんでした。

2

焼却処理施設の建設地、供用開始時期が分からなくなりました。そうなると、なおさら大空町の最終処分場の寿命、今の生ごみ処理方法をいつまで続けられるか分からないということを考えると、最終処分場をどのように整備して行くか考える必要があると思います。

今回見つかった産業廃棄物の対応後、どのように使用していくのなども、町民と連携を取って、行政の進め方を明確にして進めて欲しいです。

最終処分場は皆様のご協力で令和15年まで使用できる見込みとなっています。建設地については、町民皆さんの理解の上で選定し、様々な手続きを踏まなければなりません。そういった事を逆算して、候補地を考えていかなければならないと考えています。

今回試掘調査を行った場所を使用することは難しいため、最終処分場については、別途考えていく必要があると考えています。

3

東藻琴地区に建設するなら、東藻琴地区住民全体に説明してから進めるのが当たり前だと思います。先に3自治会(末広、旭台、上東)に説明していることに疑問を感じます。

3自治会は現焼却処理施設の近隣自治会という事で、まず先にお話させていただいていますが、その後に説明会にて町民皆さんにも同じ内容を説明させていただいています。

3自治会への説明で協議・検討事項が決定されるものではありません。

4

搬入ルートについては、3自治会にしか説明していません。搬入車両は東藻琴の道路を通り、3自治会のみ通過するわけではありません。

搬入ルートについては、3自治会に最初に案をお示しました。その後、全体に説明を行う前に、建設地が白紙になる状況となったため、搬入ルートについては、全体の説明会を開いていません。

5

東藻琴住民に真剣に説明を行ったのでしょうか?私が建設を知ったのは今年の6月で、新聞を見て知りました。その時に周りの人に聞きましたが、知らなかったという声がとても多かったです。町の説明責任は果たされていなかったのではないでしょうか?

建設地の説明については、住民説明会を開催し、町の広報誌やホームページでも説明しています。

6

今回産業廃棄物が見つかりましたが、調べればすぐに分かることですし、地域住民もどんどん運ばれていたことを知っていました。

建設地が決まらないと調査ができないと言っていましたが、他の市町に大きな迷惑を掛けた責任は非常に重いと思います。

建設地から白紙撤回させていただいた事については、非常に重く受け止めています。

新たに広域で候補地の選定を行いますが、今回の件を踏まえ、大空町としては、現状では候補地の選出を辞退するよう判断しています。

今後、検証・評価をしっかり行っていきます。

7

 

令和3年12月に1市4町の広域化を進める市町長会議で大空町に要請され、令和4年2月に3自治会に建設地の説明をしたとありますが、その少し前に3自治会役員に説明しています。その時は網走交通が石を採取している土取り場ででしたが、役員の要望により、その上の今の土地を建設地としています。

住民の意見を聞いたと言えるのでしょうか?

令和4年2月に3自治会に説明した内容については、広域処理を検討しているということと、大空町に打診を受けているという事のみであり、決定したという説明はしていません。

候補地を変更した経緯としては、候補地としてあった土取り場について、どこかしら建物が視線に入ってしまう事や、煙が出た際に目立つ等の意見が出たため、もう一つの候補地(上の方)にさせていただきました。

8

前回町長と面談した際に、令和4年のその時は松川町長が町長に就任する前ですので、前町長の時から決まっていたのですか?と聞いたら、そうだ。とおっしゃいました。建設地について、元から決まっていたのは、はっきりしています。

候補地の説明をした際に、建設地として決定したわけではありません。令和4年9月に3自治会に候補地について相談し、その後全体で候補地として説明しています。

そこで決まっているという発言については、元から決まっていたということはありません。

9

他にどんな候補地があったのでしょうか?道路はついていない。上下水道も電気も通っていない。そんな場所がなぜ優先順位1位だったのでしょうか?

 

確かに上下水道と電気は通ってなく、道路も砂利道がついているだけですが、この候補地の他に上下水道・電気・道路がすべて整っている一定以上の面積がある町有地という場所は、選定できませんでした。

整備の費用については、広域の会議や議会でも協議されました。その中で、やはり町有地が早期に開始できる可能性が高いということから、候補地となりました。

最初に複数の候補地があったわけではありません。

10

令和4年3月定例議会の答弁では、自治会の意見により、土取り場ではなく、公共残渣を堆積している上を選定したとあります。

 

令和4年9月に3自治会にて説明を行い、初めて建設地についてお話ししましたが、まだ場所が明確でなく、このあたりであるという説明のみとなっています。

11

説明は必ず先に3自治会が出てきます。今回の報告会も先に3自治会で開いた後、全体を集めて報告会を開いています。その事に非常に憤りを感じます。

どの地区に住んでようと東藻琴住民であるのには変わりありません。最初から一緒に説明すれば良いだけではないでしょうか?

大空町に建設という形でしたが、女満別を通るわけではないので女満別は関係ないです。東藻琴を通って東藻琴に集まるのですから、東藻琴地域全体の問題だと真剣に考えて下さい。

現焼却処理施設整備の際に、近隣の3自治会から申し入れがあり、先に説明させていただいています。

行政としてはまず、周辺地域に了解を経てから全体に説明するという事が正しい進め方であると認識しています。全体に説明する前に決定しているわけではありません。

今回の報告会の開催にあたって、女満別地区の方から、会場が東藻琴地区だと参加し難いのとの問い合わせがありましたが、より東藻琴地区の方が参加しやすいように会場の選定をしています。

12

網走市議会議員にクレームを付けたようですが、今回の白紙撤回についてはどのように謝罪したのでしょうか?
相手には撤回陳謝をさせて、謝罪をしないのはいかがなものでしょうか。

12月に開催された1市5町の協議会首長会議の中で謝罪をさせていただきました。

13

全部の市町が得をするような方法を考えていただきたいと思います。

網走市に建設するのが一番どの市町にとっても得だと思います。

まず、大空町を除く1市4町で候補地を持ち寄って決めていきます。新聞等にて人口が多い自治体が中心となるべきとの意見がありました。

他の市町長も目にしているかと思いますので、そういった中で、本当に一番いいところを選定していくものと思います。

14

豊浦町でバイオガスプラントが赤字となり、国に18憶円を返還し、町長が辞任する事態となりましたが、メタンコンバインド方式についてどう考えているのでしょうか?

 

メタンコンバインド方式だと焼却処理施設単独より必要な土地面積が大きいため、12月の協議会の中で一度白紙とし、まずは土地の選定からとなります。メタンコンバインド方式を行うかはこれから決定していくことになります。

ただし、豊浦町のバイオガスプラントは、そのプラントによる収入で事業全体の経営を賄おうとした際に赤字収支が続いているというもので、今回のメタンコンバインド方式では、電力購入量削減による維持管理経費削減、エネルギー供給施設としての役割という中での方式の選定ですので、比較できるものではありません。

15

国道について、雪が降ると頻繁に通行止めになります。

また、美幌と小清水の間は特に道幅が狭く、2車線どころか1車線ほどしか幅が無いことがしばしばあります。もう少し道路の整備に力を入れていただければと思います。

国道の通行運営については、しっかりと国に要望していきたいと思います。

16

今回試掘調査で発覚したことについて、自然災害であるかのような説明ですが、人災であると思います。

地区に住んでいる方に聞きましたが、トラックに色々なものを積んで運び入れていたと聞きました。

地盤が軟弱な場所で建設するには何億も費用が掛かります。これらはすべて責任があると思います。

11月25日の網走市議会文教民生委員会にて、令和4年から今までに掛かった費用が、1億8,000万円と発表がありました。このお金は住民が収めた税金より支払われることになると思いますが、貴重な財源を使って結局白紙撤回となった責任は明らかにするべきでだと思います。

この土地ではなくても、広域での協議のために掛かる費用が約8,500万円で、建設地に掛かる分としては約6,000万円です。それをどう負担するかは今後の協議会の中で検討していくことになるかと思われます。

また、約6,000万円もの経費が無駄になってしまった事については大変申し訳なく思っております。

すでに終わっている6つの自治会ふれあいトークでお詫びさせていただきました。今後開催分のふれあいトークでもお詫びさせていただきたいと思います。

17

今回の件について、大空町民に多大なる迷惑を掛け、信頼を落としてしまったと思います。この信頼をどうやって取り戻すのかが課題になってくると思いますが、物事に対しては、研究心と勉強が非常に大切になります。

中途半端な勉強でごみ処理事業を進めてきてしまいましたが、住民にとっては必要なものであるため、大きく反省して、取り組んで欲しいです。

職員も決して深く勉強していなかったわけではないと思いますが、結果としてこうなってしまった事には責任を感じています。

今後失ってしまった信頼をしっかり取り戻せるよう尽力いたします。

この記事に関するお問い合わせ先

住民課
〒099-2392 北海道網走郡大空町女満別西3条4丁目1番1号
・0152-77-8071(住民グループ)
・0152-74-2191(ファックス)

住民福祉課
〒099-3293 北海道網走郡大空町東藻琴360番地の1
・0152-67-7112(住民グループ)
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