高度無線環境整備推進事業の事後評価（再評価）について

国の無線システム普及支援事業等補助金交付要綱の規定により、補助事業実施後に事後評価を行い公表します。事後評価として「中間評価」と「再評価」を行います。

この度、令和2年度当初予算にて実施しました高度無線環境整備推進事業に係る再評価の結果をお知らせします。

総務省が実施する無線システム普及支援事業（高度無線環境整備推進事業）は、地理的に条件不利な地域等において光ファイバー網整備を推進することで、地域が抱える課題解決の手段となり得る5G・IoT等の高度無線環境の実現を図るものです。

工事完了日

・令和3年3月12日

サービス開始日

・令和3年4月19日

対象地域

・女満別 湖南・朝日・巴沢・日進・開陽・大成・大東・中央・本郷・住吉・豊里

・東藻琴 上東・旭台・千草・福富・末広・山園・新富・明生・大進・西倉

無線局開設目標

・携帯電話基地局 1箇所 住家・事業所等Wi-Fi 695箇所

無線局開設状況（令和7年度）

・携帯電話基地局 1箇所 住家・事業所等Wi-Fi 512箇所

● 利用者増を図るため下記の取組みを行う
・大空町地域情報アプリリリース （令和4年4月）
・大空町地域情報アプリ利用促進・満足度調査 （令和5年9月）
・東藻琴山園の基地局開波に向けたNTTドコモとの調整（令和4～5年度）
・イベント参加申し込みを従来の電話・ファックス・来庁のほかWebフォームを活用
・移住相談の際には、大空町全域で、基本的な生活インフラとして電気・上下水道・ インターネットの利用が可能であることをPR
・スキマバイトサービス「タイミー」を提供する株式会社タイミーと大空町・大空町商工会・女満別農業協同組合・オホーツク大空町観光協会と包括連携協定を締結し、人材確保・マッチングをアプリやウェブサービスを通して行うことを開始（令和7年4月）
・令和7年度 大空町地域情報アプリ（Webアプリ）のリニューアル（令和8年度リリース予定）～Webアプリを活用して「オンライン申請、オンラインイベント予約、オンライン施設予約」の仕組みを構築し、オンライン手続きを生活に実装することで、インターネットやWi-Fi未利用者の利用拡大をはかる。

● 家庭用Wi-Fi
・整備地域において、必要に応じて住民説明（Webアプリ等の広報を実施した。令和7年9月末の実績値は目標値に対して511箇所、74％（511箇所/695回線）の達成率であった。
・令和3年4月サービス開始後、本町の人口総数が減少の一途をたどっており、整備対象地域である農村地域においても人口減少が進んでいることが、家庭用Wi-Fi利用数が伸び悩んだ要因のひとつである。移住定住支援策をはじめ、引き続き人口減少抑制・交流人口増加策等取り組みを継続するとともに、今後は、現在構築中のWebアプリを中心に公式LINE等を活用した広報強化、スマホ勉強会の場を活用した大空町におけるオンライン手続き等のWebアプリの機能をインターネットやWi-Fi未利用者に体感してもらうことにより、利用者拡大に努めていく。

＜家庭用Wi-Fiの実績値について＞
該当世帯へアンケート調査を実施し、以下の数式により算定している。
家庭用Wi-Fi実績値＝（アンケート回答者のWi-Fi利用世帯数）/（アンケート回答者の光回線利用世帯数）×（光回線利用数）

アンケート結果は以下の通り。
・アンケート配布世帯数 ：5,598世帯
・アンケート回収世帯数 ：1,329世帯
・アンケート回答者のWi-Fi利用世帯数 ：1,112世帯
・アンケート回答者の光回線利用世帯数 ：1,112世帯
・光回線利用数（携帯電話基地局分除く）：511回線
〔家庭用Wi-Fi実績値〕＝ 1,112 / 1,112 ＊ 511 ＝511

● 携帯電話基地局
・令和7年度までに1箇所の設置が完了し、目標値に対し100％の達成率であった。