電話・電報
今のようにスマートフォンが無い時代の人たちは、どのような電話を使っていたのでしょうか?
ここでは、そんな昔の電話・電報をご紹介します。
電信用タイプライター
まめちしき
- 「なぜ、ひらがなではなくカタカナだけだったの?」と疑問に感じるかもしれません。これは、戦前までは文章にカタカナを使うのが普通だったからです。現在でも、戦前に制定された法律は、条文がカタカナ書きになっている場合があります(民法や刑法のように、ひらがな書きに改正された法律もあります)。
- 「サクラサク」、「サクラチル」は合格・不合格通知の代表的なものとして知られていますが、実際には各大学によってさまざまな文面が用いられていました。例えば、東京大学の合格通知は「アカモンヒラク(赤門開く)」、不合格通知は「イチヨウチル(イチョウ散る)」でした。
磁石式電話
まめちしき
- このハンドルは手回し発電機で、このハンドルを回して発電された電気を使って交換手を呼び出します。このため、この電話機は停電でも使用できます。
- 当然ですが、現在この電話機は電話としては使用できません。ただし、特殊な工事をすれば、この電話機同士を接続してインターホンとして使用することは可能です。
ダイヤル式電話
まめちしき
- マンガには「今でも使えます」と書いていますが、正確に言うと、ダイヤル回線またはひかり電話に接続しないと発信はできません。プッシュ回線だと受信のみ利用可能です。また、モジュラージャックでの接続に対応していないため、接続工事が必要になります。
- ダイヤル式電話は、ダイヤルが元の位置に戻るまでにかかった時間の長さを信号として番号発信します。このため、ダイヤルが戻りきる前に次の番号を回したり、金具まできちんと回さなかったリすると、誤った番号をダイヤルしたと認識されてしまいます。
- 東藻琴生涯学習センター郷土資料室で使える状態にしているダイヤル式電話機は、厳密に言うと「ダイヤル電話機の形をしたプッシュ電話機」です。ダイヤル式電話機と同じように使えますが、ダイヤルするたびにプッシュ電話のプッシュ音が鳴ります。これは昔の電話機ではなく、現在も販売されている電話機です。上記のとおり、昔のダイヤル電話機だと、この回線では発信できないのです。
電話交換
まめちしき
- 郵便局で電話交換業務を行うのは奇妙な気がするかもしれませんが、かつて電話交換業務は一部の大都市を除いて郵便局で行っていました。このため、女満別と東藻琴が特殊だったわけではありません。
- この写真の交換手は男性ですが、実際には交換手は女性のほうが多く、昔の女性にとって電話交換手はあこがれの職業でした。
この記事に関するお問い合わせ先
生涯学習課
〒099-2392 北海道網走郡大空町女満別西3条4丁目1番1号
電話番号:0152-74-2111
ファックス:0152-74-2191
メールでのお問い合わせ
更新日:2023年03月31日