食べ物に関する道具
昔は、どのような道具を使って食べ物を作ったり運んだりしたのでしょうか?
ここでは、そんな食べ物に関する昔の道具をご紹介します。
アイス製造機
まめちしき
- マンガの女の子はソフトクリームを食べていますが、この製造機でソフトクリームは作れません。ソフトクリームはクリームに空気を含ませてなめらかにする必要があるので、専用の製造機で作ります。広い意味でのアイスとして乳酪館のソフトクリームを紹介しましたが、誤解を招く描写だったかもしれません。
- 余談ですが、2コマ目のパロディの元ネタは「なぜ山に登るのか?そこに山があるからだ」です。しかし、ジョージ・マロリーがここで言った「山」とは、山全般のことではなくエベレスト(チョモランマ)のことです。
釜
まめちしき
- 釜は炊飯以外にも、お湯を沸かすためにも用いられました。茶道でお湯を沸かすために用いる釜は、茶釜と呼ばれます。
- 釜を料理用の鍋として用いることは少ないですが、釜飯などで用いられることがあります。
- 石川五右衛門が釜ゆでの刑で処刑されたことは有名ですが、釜ゆでの刑は戦国時代ころにしか行われていなかった珍しい処刑方法でした。なお、石川五右衛門の釜ゆでにはお湯ではなく油が用いられたという説もあります。
こね鉢
まめちしき
- ソバやウドンは、今では市販されている麺を購入するのが普通ですが、かつては各家庭で手打ちするのが普通でした。現在でも、趣味としてソバ打ちを行っている人がたくさんいます。
コンロ
まめちしき
- 重量の単位としての1厘は、37.5ミリグラムです。つまり、重さ7厘は262.5ミリグラムです。
- 金銭の単位としての1厘は、1000分の1円です。つまり、価格7厘は0.007円です。時代によって価値は異なりますが、現在で言うと、およそ100円くらいです。
重箱
まめちしき
- おせち料理には通常は4段重ねの重箱を用い、それぞれの段に入れる料理には決まりがあります。一の重(一番上)には数の子や黒豆といった「祝い肴」、二の重(上から2番目)には栗きんとんやカマボコなどの「口取り」、三の重(上から3段目)には海の幸の焼き物、与の重(一番下)には山の幸の煮物を入れます。四は「死」を連想させ縁起が悪いため、「四」のかわりに「与」の字を用います。
蒸籠
まめちしき
- 和蒸籠と中華蒸籠のどちらにも、角形のものと円筒形のものがあります。このため、角形か円筒形かによって和蒸籠と中華蒸籠を区別できるわけではありません。
豆腐製造機
まめちしき
- これは機械ではなく型なので、本来であれば豆腐製造「器」と書くのが正しいのではないかと思います。しかし、大空町の郷土資料台帳では「豆腐製造機」として登録されているので、こちらの名称を用いました。
- 昔は、豆腐は各家庭で作られることが多かったので、このような型を各家庭で所持していました。
曲げわっぱ
まめちしき
- 大空町の郷土資料台帳では「弁当箱」として登録されていますが、アルミ製や柳行李の弁当箱と区別するため、ここでは名称を「曲げわっぱ」としました。
- 曲げわっぱの材料に適したスギやヒノキなどの木材は北海道では入手しにくいため、北海道で曲げわっぱが作られることは少ないです。
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更新日:2023年03月31日