大空町の埋蔵文化財

2022年9月27日

 大空町には現在まで女満別地区49箇所、東藻琴地区16個所に埋蔵文化財(遺跡)が発見されています(図:分布図)。


 女満別地域では主に網走川、女満別川、トマップ川の流域や網走湖湖畔の台地端部などに確認されています。遺跡は縄文時代(早期・前期・中期・晩期)、続縄文時代、擦文時代、オホーツク文化と擦文文化の融合したトビニタイ文化の遺跡など、ほぼ全時代にわたって人々の生活した痕跡が残されていることになります。


 しかし、これらの遺跡は限定的な調査にとどまっています。発掘調査された遺跡もありますが、多くは地表面に現れた土器・石器などから確認されているにすぎません。


 発掘された特筆する遺跡は縄文早期の中央A遺跡(約8500年前)と豊里石刃遺跡(約8000年前)です。質・量ともに優れた遺跡であり、北海道を代表する遺跡と言っても過言ではありません。特殊な例では網走湖湖底に2箇所の縄文前期(約6000年前)の遺跡も発見されています。これらの遺跡は単なる先史時代の人々の生活だけでなく網走川・網走湖など周辺環境の変遷と人々の関わり、大陸文化との関連を解明する遺跡群と言えるでしょう。


 東藻琴地域では藻琴川やシンプイ川流域から丸万川の周辺に分布しています。過去の発掘例はありませんが、寄贈資料には縄文早期・中期、続縄文時代の遺物が見られます。海岸・湖岸部から内陸部に通じる際に利用された小規模遺跡であったと思われます。


 大空町の遺跡の規模・内容など多くはいまだ明確ではありませんが、地中に埋蔵された文化財を地域の財産として将来に伝えることが私たちの責務と言えるでしょう。

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