女満別湿生植物群落

2022年8月12日

 女満別湿生植物群落は、JR石北本線女満別駅から呼人駅までの間の網走湖畔の低湿地に約2キロメートルにわたって帯状に広がる、ヤチダモやハンノキ、ミズバショウなどが生育する湿生林を中心とする植物群落です。

 ほぼ手つかずの状態で残された北海道の低湿地林として学術上価値が高いものであり、昭和47年(1972年)6月14日に国の天然記念物に指定されています。

 

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 この群落の保護に情熱を注ぎ、天然記念物指定の後押しをしたのが、北海道大学農学部の舘脇操教授です。

 舘脇教授は、この群落の保護のため、以下のような多大な努力をされています。

 

昭和29年(1954年)

舘脇教授が、湿生林を管理する国鉄・営林局に調査をもちかけ、

北見営林局から委嘱を受けて群落の調査を実施。

昭和36年(1961年)

舘脇教授が、北見営林局から論文「日本湿生植物図譜(4)

オホーツク沿岸の落葉広葉樹林植生」を発表。

昭和41年(1966年) 文部省による天然記念物指定域の候補地調査が実施される。
昭和42年(1967年) 舘脇教授が、北海道大学農学部邦文紀要に論文を発表する。
昭和47年(1972年)

舘脇教授が、北海道大学農学部の田川隆教授(北海道文化財専門委員であり、

天然記念物の推薦が可能な立場)に報告書を渡し、天然記念物指定を託す。

その後、田川経教授が天然記念物指定を後押しする意見を発表。

昭和47年(1972年)

6月14日

女満別湿生植物群落が国指定天然記念物となる。

 

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 手つかずの自然が残されていることもあり、群落内には多くの貴重な動植物が生息しています。

 群落内には林道が通っており、貴重な自然を道路から眺めることができます。

 なお、自然環境保護および外来種持ち込み防止のため、道路から外れて群落内に立ち入ることは厳に慎んでください。

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