予防接種の基本知識

2016年11月16日

■予防接種ってなんだろう。

 

 病気に対する抵抗力(免疫)を作るものです。
 赤ちゃんは、お腹の中でお母さんからある程度の抵抗力をプレゼントされますが、百日咳では生後3ヶ月頃まで、また麻しん(はしか)やおたふくかぜでは、生後12ヶ月頃までに自然になくなります。
 そのために、自分で抵抗力(免疫)を作る必要があります。
 これに役立つのが予防接種です。
 予防接種をすることで、病気を予防したり、病気にかかったとしても症状は軽く、回復が早いというようなことになります。
 保育園や幼稚園など集団にはいると病気にかかる機会が多くなりますので、その前に予防接種を終わらせておきましょう。

 

 

■予防接種の種類

 

 予防接種は、「定期接種」と「任意接種」に区分されて接種の勧奨などが行われます。

 

 

定期接種とは

 予防接種法施行令で定められている予防接種で、国や各自治体で接種を勧めている予防接種です。
 そのため、接種料金の全額または一部が公費負担となっている場合がほとんどです。
 定期接種は、接種時期や接種間隔など定められていて、そのとおりに接種を受けていたのにも関わらずそのワクチンが原因で健康被害が生じた場合のため予防接種法で救済制度が設けられています。

 

 

任意接種とは

 

希望する方が受ける予防接種で、各自治体で独自の助成制度を設けていない限り、全額自己負担での接種になります。定期接種で定められた接種時期や接種間隔などのとおり接種を受けられなかった場合も、任意接種扱いとなります。
 健康被害が生じた場合には、独立行政法人 医薬品医療機器総合機構の医薬品副作用被害救済制度が設けられています。

 

 

■ワクチンの種類

 

 ワクチンの種類には、生ワクチン・不活化ワクチンの2種類があります。

 

 

生ワクチン〔BCG・麻しん・風しん・水痘等〕とは

 生きた病原体の毒性を弱めたもので、一度病気にかかったような状態にして免疫を作ろうとするものです。接種後から体内で病原体が増え始めますので、ワクチンそれぞれの性質によって軽い発熱や発しんの症状がでることがあります。十分な免疫ができるのに、約1ヶ月が必要です。

 

 

不活化ワクチン〔四種混合・ヒブ・肺炎球菌・日本脳炎・B型肝炎・子宮頸がん予防ワクチン・インフルエンザ等〕とは

 病原体を殺し、免疫を作るのに必要な成分を取り出して毒性をなくしたものです。病原体は体の中では増えません。何回か接種して体に記憶させて、免疫を作ります。不活化ポリオワクチンは平成24年9月から、日本脳炎ワクチンは平成28年4月から、B型肝炎は平成28年10月から定期接種として開始されました。

 また、子宮頸がん予防ワクチンは積極的推奨が中止されています。

 

 

 

 

■接種の間隔

ワクチンを続けて接種する場合は、その効果・安全性のために一定の期間をあけて接種しなければなりません。

 

予防接種スケジュール.pdf(286KB)

 

 

■予防接種を受ける前に

 

以下の症状をお持ちのお子さんは予防接種を受けられません

  1. 熱がある。
     平熱が高いお子さんもいますので、普段から平熱を知っておくことが必要です。
     一般的には37.5度以上あると受けられません。

  2. 重い急性の病気にかかっている。
     急性の病気で薬を飲む必要のある人は、その後の病気の変化また予防接種の副反応もわかりませんので、そのようなときは受けられません。

  3. その日受ける予防接種に含まれる成分で、アナフィラキシーを起こしたことがある。
     アナフィラキシーというのは、アレルギー反応のことです。症状は、接種後30分以内に発汗・急に顔が腫れる・全身にじんましんがでる・吐き気・吐く・息が苦しいなどです。
     それに続いてショック状態(血圧低下・顔色がなくなる・脈が速くなる等)になることもあります。

  4. 27日以内に予防接種で生ワクチンを受けている。
     麻しん・風しん・おたふくかぜ・みずぼうそう・BCG

  5. 感染症にかかり、治ってから1ヶ月以上たっていない。
     感染症というのは、麻しん・風しん・おたふくかぜ・みずぼうそう・百日咳・突発性発疹・手足口病・溶連菌感染症などの病気です。

  6. その他、医師が不適当と判断した場合。

 

 予防接種ワクチンは、毒性を弱めたとはいえ細菌やウィルスの成分です。
 お子さんの体調の良いときに受けるのが大原則です。

 

 

以下の症状をお持ちのお子さんは医師の相談が必要です

 以下に掲げる状態に該当すると思われる人は、主治医に診てもらい、主治医のところで接種するか、あるいは診断書または意見書をもらってから接種に行きましょう。

 

  1. 心臓病、腎臓病、肝臓病や血液の病気などで治療を受けている。

  2. 発育があまり良くなく、医師の指導を継続して受けている。

  3. 前に予防接種を受けた時、2日以内に発熱・発疹・じんましんなどアレルギー的な症状が見られた。

  4. 薬の投与を受けて皮膚に発疹がでたり、体に異常が見られた。

  5. 今までにケイレン(ひきつけ)を起こしたことがある。
     ケイレンの起こった年齢、そのとき熱があったか・なかったか、その後ひきつけを繰り返しているか、受けるワクチンが何かなどで条件が異なります。必ずかかりつけの先生と事前によく相談しましょう。

  6. 過去に免疫不全の診断を受けている。免疫機能異常をきたす恐れのある病気がある。または、免疫異常をきたす恐れのある治療を受けている。

  7. 接種しようとする接種液の成分に対して、アレルギーがある。
     各予防接種によって成分は違いますので、各項を参照ください。

  8. 感染症の潜伏期にある。
     家族や友達の間で、麻しん・風しん・おたふくかぜ・みずぼうそうなどが流行しているときで、まだその病気にかかったことがない。

  9. ガンマグロブリン(血液製剤の一種)の注射を受けて、一定の期間がたっていない。

 

 

予防接種に出かける前に確認しましょう

  1. 受ける予防接種の必要性や副反応について、十分理解できましたか?
     わからないことは、予防接種を受けるまえに医師または保健師に相談しましょう。

  2. 前日に入浴(またはシャワー)しましたか?体は清潔ですか?

  3. お子さんの体調は普段と変わりありませんか?

  4. 着衣は清潔ですか?

  5. 母子手帳、予診票は持ちましたか?

  6. 日ごろのお子さんの状況を良く知っている保護者の方が責任を持って予診票を記入し、連れて行きましょう。
     
    やむを得ず親族の方などが連れて行く場合は、「委任状」が必要になります。下記「お問い合わせ」までご連絡ください。

 

 

その他

  1. 接種時期に、長期で不在になる場合
     定期の予防接種は、住民票のある市町村の実施方法に従って接種することになっています。
     したがって、何らかの理由で、接種できないときは、下記窓口までご相談ください。

  2. 副反応がおこった場合
     予防接種を受けた後、まれに副反応が生じることがあります。
     注射部位のひどい腫れ・高熱・ひきつけ等ありましたら、まず受診する等の処置をしたあと下記窓口までご連絡ください。

  3. その他、何かわからない事がありましたら、お気軽にご相談ください。

 

お問い合わせ

福祉課 健康介護グループ 電話:0152-74-2111

住民福祉課 福祉グループ 電話:0152-66-2131